「悩んだら自分でやってみることがお勧め」【独立をした人・独立を考えている人向け】
こんにちは、藤田です。
独立をした時に
自分でやるべきか、プロにお願いするべきかと悩むことってありますよね。
・ホームページ
・名刺
・確定申告
・給付金や融資の手続き etc
私は独立当時、全てお金を払ってプロの方にお願いしました。
「わからないこと、苦手なことはやりたくない」
「お金を払ってやってもらって、その分自分が得意なところで頑張って稼いでくればいい」
と思っていたからです。
当時の選択について後悔はないですが、
今は「自分でやる」ことによるメリットをたくさん感じているので、これから独立される方には
「全部自分でやってみる」ことをお勧めします。
今日は「自分でやる」ことのメリットについて触れていきます
✔️本日の内容
・「自分でやる」スタンスがお勧めな理由
・例1:サイトを作る→WEBマーケティングへの理解
・例2:税金・確定申告→お金についての理解
・例3:会社勤め営業マンも「自分でやること」を広げた方がいい
順に触れていきます。
「自分でやる」スタンスがお勧めな理由
✔️自分でやってみることで理解が深まります。
やってみないと見えないことがたくさんあります。
自分で進めていくことで「わからないこと」や「課題」が出てきます。
先にすすめるために「調べたり」「考えたり」するため、理解が深まります。
理解が深まるので、「かゆいところに手が届く」提案ができるようになったり、
説明の説得力が増し、結果にも繋がります。
✔️自分でできるとスピーディな対応が可能となります
自分でできることによって、「人に依頼して」「実行される」というタイムラグがなくなります。
お客様へのレスポンスも早くなり、他との差別化を図ることができます。
✔️発注(依頼)がうまくなる
自分でもできるが外部へ発注する(他者へ依頼する)のと、
自分ができないから外部へ発注する(他者へ依頼する)のは大きく違います。
✔️ 自分でできると、依頼していることが「どのくらいの期間や金額でできそうなのか」
予測することが可能です。
✔️ 価値以上の価格提示があった際に気付くことができます。
✔️ 自分でできるところはやると外部発注分を減らすことができるので、
かかる費用を削減することができます。
✔️ 実行してくれる相手方の事情がわかるので、「明確な依頼」を行うことができ、
結果として早く、安く対応してもらうことを可能とします。
例1:サイトを作る→WEBマーケティングへの理解
サイトはまず自作してみることがお勧めです。
私はというと、一瞬やろうとしたところ、難しいし進まないのでプロにお願いしました。
Bindupというホームページ作成サービスでやろうとしたのですが、(このサービス自体はいいサービスだと思います)
私がコンセプトやコンテンツを何も考えていなかったこと、
「苦手意識があったので嫌々やっていたこと」が原因で挫折しました。
そしてWEB制作会社にお願いして、ちゃんとしたサイトを作ってもらいました。
最近、WEBマーケティンの勉強のため、そのサイトを捨てて(もったいない!)
WordPressで自分でサイトを0から作りました。
自分で作ったら理解が深まるんじゃないか、と思ったからです。
「ブログを始めた理由」でも書いています → https://www.leap-growth.jp/sales/221/
自分で作ることで、
WordPressへの理解はもちろんサイト構成をどうしようかから、
どう問い合わせや申し込みをしてもらうかまで、あらゆることを考える機会になります。
・どんな経緯で人がサイトに来てくれるか
・そもそもサイトにどう人を集めようか
・サイトに来た人が欲しい情報を見つけやすいようにしたい
・サイトを見て疑問は解消されるか
・問い合わせや申し込みをしてくれるための仕掛けをどうするか
・申し込みの方法は分かりにくくないか
運用を開始してからも、
自分で分析ツールで分析を行いながら改善していくことができます。
(改善案も自分でいじってすぐ変更できるのでスムーズです)
例2:税金・確定申告→お金についての理解
こちらも「難しそう」「めんどくさい」「間違えたらまずい」
という思いから、最初から税理士さんにお願いしています。
ここについても、今は「最初は自分でやった方がいい」という考えに変わりました。
自分でやらないとお金についての理解が全く深まらないからです。
売り上げについては把握していますが、
経費がいくらで、利益は一体いくら出ているかとか、
税金はいくら払っているかとかについて無頓着になってしまいます。
自分でビジネスをするなら、お金を稼ぎたいなら、最低限のことは知っておいた方がいいと思っています。
税金やお金の勉強を1から始めようとすると大変だしそこまでやる必要はないと思いますが、
自分のビジネスのお金まわりを自分でやることで効率的に必要なことが理解できるようになります。
お金の理解が深まることで、そもそものサービスの価格設定や
ビジネスのあり方についても気になってきて見直すようになります。
例3:会社勤め営業マンも「自分でやること」を広げた方がいい
私がサラリーマン時代よくやってしまっていたのが、
他部門の範囲について「わからない」と決めつけ、
お客様からの質問や依頼を右から左に丸投げにする、とうことです。
✔️契約書は理解しておくべし
例)IT営業時:お客様からの契約書変更依頼
お客様から契約書の文言変更依頼がくると、そのまま法務部に転送していました。
そして法務部からの回答をそのまま回答。結果として何度も修正依頼のやりとりが続き
契約締結までに時間がかかる、ということを繰り返していました。
ある時から、担当営業の自分でまず考えよう、と決めました。
・契約書の内容をきちんと理解する
・お客様の修正依頼の背景を理解する
・まずは自分で変更案を考え、法務部に依頼する
そのように変えることで、やりとりの回数も減ったし、法務部も協力的な対応をしてくれるようになりました。
➡️結局営業が間に入ることについては、
自分もしっかり理解しておいた方がお客様への説明もしっかりできるし、解決への時間も早まります。
✔️ローン書類は理解しておくべし
例)不動産営業時:お客様のローン書類記入
物件の契約後、ローンの本申込に向けてお客様に銀行のローン書類を記入してもらいます。
銀行の種類も書類の種類もたくさんあるため「難しそう」と感じた私は、
お客様に書類を記入してもらい、それを業務部にそのまま送る、ということをしていました。
もちろん、記入もれや押印忘れ、記入間違いが毎回発生し、
訂正箇所に付箋を貼ってもらって、お客様に再度お送りし、送り返してもらう、という動きを毎回していました。
「営業は売るのが仕事だからやらなくていい」と本気で思っていたことを反省しています。
➡️ここについても、
営業を通してお客様に記入頂く書類なんだから自分で把握しておいた方がいいですよね。
お客様が完璧に記入できるようにサポートすれば、無駄なやりとりをさせずに済みますし、
業務部にも負担をかけなくてすみました。
✔️ロジックについて理解しておくべし
例)不動産営業時:お客様の資金シミュレーション
お客様の資金シミュレーションについて、
システムに必要情報を入力することでお客様の「月々の支払い」や「諸費用計算」が全て自動で算出されます。
最初からずっとそれを使っていたので、
突然お客様から質問されても「電卓弾いて回答」みたいなことができませんでした。
➡️システムは便利ですが、自分の手でも計算できた方がいいです。
諸費用計算も、何があるのか、いくらくらいなのか
自分で作成できるくらいに理解しておくと、どんな時でも対応可能です。
これは他の部署でも言えることです。
給与計算ロジックとか、経営資料の数字をどう算出しているか、などについては、
担当部署の人は理解しておいた方がいいです。
ロジックがわかっていれば、独立や転職の際に困りません。
自分で算出できたり、別のシステムでもすぐに理解することができます。
最後に
いかがでしたか?
「自分でやってみること」はいいことずくめです。
「難しい」「無理」とすぐに諦めないで、まずやろうとしてみてください。
大体インターネットで調べれば解決策が出てきます。
「自分でやる」ことは費用もかからないので失敗してもリスクがありません。
また、まず検索して自分で解決しようとする、というスタンスが身につくことで、
結果として「問題解決能力の高い人」となっていきます。
「まずは自分でやる」→「理解を深める」→「稼ぐ」→「拡大する」
→「他のことを理解する時間を取るために自分でできることは人に依頼する」
上記のような流れを組めたらいいなと思っています。